週刊少年ジャンプ2017年9号
最近なんだか毎週ジャンプを読むのが面白いので、簡単に感想をまとめておくことにしました。
基本、Twitterの内容を若干のリライト加えて垂れ流してるだけなんで、雑多かつ箇条書き的。
鬼滅の刃
掲載順高い!
LINEスタンプの広告が載ってるけど、どしどし宣伝してどしどし売れてほしい。そんで、第二弾作ってほしい。
上層部の人間が揃って、主人公とそのパートナーの処遇について「敵だ! とにかく殺せ!」「いや、この子は特別だ!」って意見をぶつけ合うの、ワートリでも見た流れ。
ワートリみたいに仲間同士のバトルが勃発する展開にはならなそうなんだけど、それも面白そうなのでいずれ見てみたい。
禰豆子の精神力すごいなー。さすが長女だ……。全然関係ないけど、禰豆子って名前だけど序盤ずっと寝てたよね。ほんとに関係ないな。
禰豆子の「プイ」だけど、これ普通の人間に置き換えたら、砂漠に放置されて死ぬほど喉が渇いてるところに、腕からめっちゃ冷たいコーラを垂れ流してる人がいたようなもんですよ。
そこで顔背けられるかって話。
……いや、腕からコーラ流してる人がいたらちょっと気持ち悪いな!申し訳ないけど!
そりゃ顔背けるわ。
僕のヒーローアカデミア
ミリオ先輩の顔、初めて登場したときにはギャグに見えたんだけど、なんか見慣れて普通にかっこよく思えてきた。
ミリオ先輩の個性の説明が物議を醸してるらしいけど、別にそんな気にならないなー。光が透過するなら発動中は透明人間になるだろ……とは思うけど、そこ突っ込むのも野暮だし。空気に質量が〜とかも、それは空気の方が弾かれるってことで良いのでは。
「発動した途端、五感を喪失してひたすら地中に潜っていく」という厄介な能力を、努力で実用的な能力へと調整していったという部分が本筋。そこはちゃんと伝わるので問題ないかと。
いやまあ、もっとスマートな説明ができたならそれにこしたことはないけども。
約束のネバーランド
今週面白い!
第三勢力として盤面の単純化を防いでいたシスターが退場したのは、せっかく面白くなってきた流れを阻害するんじゃないかと危惧してたんだけど、そんなことなかった。
逆にシスターがいなくなったことで盤面が一気に動き出して、そのスピード感が盛り上がりにつながってる。
阿佐ヶ谷芸術高校映像科へようこそ
良い読み切りだった……。
漫画にテーマが絶対に必要とは思わないけど、明確なテーマを据えると軸がぶれずに読みやすいなーと改めて感じた。
作者の「これを書きたい!」という熱意を感じるテーマだったから、余計にそう思う。
先生のキャラも、ただ口が悪いわけではなくて認めるところは正面から認めてくれるのが良いですね。自分のプライドのために他人をdisるのではなくて、良くも悪くも、自分の中の基準に対して言動が正直。人としてはどうかと思うけど、キャラとしては魅力的だ。
絵も粗さの中に丁寧さやセンスを感じられて、それが作品の内容にもマッチしてる。 どことなく、ネウロの頃の松井優征にタッチが似てる。
ジャンプっぽくないんだけど、こういう読み切りがときどきあるの、いいよね。最近の読み切りで好きな作品を思い返すと『少女復旧リカバリーQ』とか『蠅庭のジグザグ』とかなので、どうもジャンプっぽくない読み切りの方が好きなのかもしれない。
左門くんはサモナー
出会いサイトで調子に乗ったメールのやりとりしてた相手が知り合いだったときの気まずさに通ずるものがある……。お互いなかったことにするしかないあの感じ。
いや、別に経験があるわけじゃないけど。
背すじをピン!と〜鹿高競技ダンス部へようこそ〜
漫画の最終回でときどきある「主人公たちのその後」って、子どもの頃は好きだったんだけど、大人になってなんかあんまり楽しめなくなってしまったんですよ。
……が! 今回のダンスは珍しくすごく楽しめた。
「主人公たちのその後」展開が苦手になった理由は、たぶん本編の段階で無限に広がっている未来が作者の手で一つに決まってしまうのが寂しいからなんですよね。ワクワク感がなくなってしまうと言うか。
今回の『ダンス部』が良かったのは、可能性を狭めるのではなく可能性が広がる「その後」を見せてくれたからだと思う。
つちわたの成長も、二人の雰囲気そのままにちゃんと成長している感じが出ていてすごく爽やかな気持ちになれた。
こないだの大会で全キャラのドラマを描き切ったし、新連載は6本だし、寂しいけどこれで締めなんだろうなー。もう少し読んでいたかったけど、そう感じられるうちに終わるのが綺麗かも。引き延ばしでも打ち切りでもなく、いい終わり方ができたと思います!(まだ終わっていない)
斉木楠雄のΨ難
これは、斉木くんの頭のやつがあれば、ミリオ先輩もちんちんに気を払わなくてよくなるのでは!?
ゆらぎ荘の幽奈さん
雲雀ちゃん、スマホケースも縞柄なのか……。
これは雲雀ちゃんが縞柄を偏愛しすぎてるだけなのかもしれないが、個人的にはさっき思いついた「女子は下着の柄とスマホケースの柄を一致させるものである」という説に魅力を感じるので、今度からそういう視点で街中をウォッチしようと思います。
ということは、スマホケースをつけていない女子は……。
青春兵器ナンバーワン
うんこを我慢する物語で、最後にうんこもれるのに「良かった、助かったんだ……」と思えるこの不思議な味わい。
うんこを我慢するというミッションと、地球を救うというミッションの2つが一致してるから、読者もうんこの我慢にただ感情移入しながら読めば良い。しかし最後に2つが解離することで、単純なハッピーエンドともバッドエンドともつかないビターなオチに連れて行かれる。お見事。
歪のアマルガム
あっ、今週面白いぞ……。コンドル終盤で見た石山先生の輝きだ!
石山先生の本領発揮を見るためには、作品が打ち切られなければならないのか……。ファンにも作者にもつらすぎる特質だ。
以上!
ちなみにアンケートのTOP3は
- 阿佐ヶ谷芸術高校映像科へようこそ
- 約束のネバーランド
- 背すじをピン!と〜鹿高競技ダンス部へようこそ〜
の3本。
「ようこそ」がつくタイトルに挟まれてしまったので、危うく『約束のネバーランドへようこそ』って書くところだった。